学校行事

令和７年１２月４日（木）、本校華の丘同窓会室にて「第２回 穴吹高等学校学校運営協議会」を開催しました。地域の委員の皆さま、保護者代表、教職員が参加し、今年度の取組状況の報告と、今後の学校運営の方向性について協議を行いました。

会議では、以下の３点を中心に報告・協議を行いました。

１　今年度の主な取組について

地域貢献活動・ボランティア活動について、生徒の参加状況や成果を報告しました。地域との関わりを深める体験が、生徒の成長に大きく寄与していることを共有しました。

２　本校の人権教育について

本年度と来年度、県からの人権教育研究指定を受けている本校ですが、「地域と連携を図りながら、人間としてのあり方、生き方に関する教育や、自尊感情を高める教育を実践し、他者と協働しながら自己実現を果たすことができる生徒を育てる人権教育をどのように実践していくか」という研究主題を柱にしての授業や学校生活での具体的な取り組みを説明しました。

３ 「穴吹高校美馬地域未来共創プロジェクト」について

美馬市と協働して地域課題に取り組む本プロジェクトについて、現在の進捗と今後の見通しを報告しました。

会議の中では、参加された委員の皆さまから、穴吹高校への期待の大きさを感じる意見が多く寄せられました。

特に、「地域貢献活動は、まず生徒が経験することが大切。経験すれば、その良さが自然とわかってくる」「活動で出会う地域の方々と深く関係を築けるようになると良い」といった、生徒の成長と地域とのつながりを重視する視点からのご意見が印象的でした。

本校の取り組みに対して温かい期待を寄せていただき、教職員にとって大きな励ましとなりました。

今回の協議会でいただいたご意見を踏まえ、穴吹高校は今後も、

• 生徒が地域での経験を通して成長できる機会をさらに広げること

• 活動を通じて地域の方々と信頼関係を築き、互いに支え合える関係を育むこと

• 美馬市を将来支える人材を育成すること

を目標に、教育活動を一層充実させてまいります。

令和7年11月21日（金）15:30より、美馬市役所103会議室にて、

穴吹高校と美馬市が連携し、将来の美馬市を支える人材の育成を目指す

「穴吹高校美馬地域未来共創プロジェクト」の第2回協議会を開催しました。

本校からは教員８名、美馬市からは各課長をはじめ７名の皆様にご参加いただきました。

【１　協議会の目的】

本プロジェクトの最大の目的は、

「将来美馬市を支えていく人材の育成のために、生徒に地域貢献・探究活動の場をつくること」です。

生徒が地域とつながり、学びを深めるための活動づくりを、美馬市と本校が協働して進めています。

【２　協議会の内容】

（１）第1回協議会の振り返りと、その後の活動報告

総合的な探究の時間に関連して、講演会、そば刈り体験、企業調べ、地域課題の学習など、

今年度の地域学習・体験活動の成果を報告しました。

市の皆様からも本校の取り組みに関する質問が多数あり、

地域貢献活動への関心の高さを感じました。

（２）穴吹高校から美馬市への要望事項

生徒が

・地域のために働く大人との出会い

・地域に役立つ実感

・活動に参加する楽しさ・やりがい

を得られる活動の創出に向け、引き続きご協力をお願いしました。

（３）美馬市各課からの情報提供・活動案の提示

・地域貢献に取り組む企業・個人の紹介

・高校生と協力できる具体的な活動案

・市から高校に協力してほしい事項

など、多くの提案をいただき、地域と学校が協働するための可能性がさらに広がりました。

【３　意見交換】

今後の協働の方向性について、市の皆様と活発な意見交換を行いました。

生徒が地域の一員として成長できるよう、引き続き美馬市と連携した教育活動を進めていきます。

ご参加いただいた美馬市の皆様に心より感謝申し上げます。

11月15日(土)にオープンスクールを実施しました。

ご参加いただいた中学３年生と保護者の皆様、ありがとうございました。

授業見学では、日頃の授業の様子をご覧になっていただきました。

また、その後、本校の生徒代表４名から学校についての説明も聞いていただき、

中学生と保護者の皆様に、熱心に耳を傾けていただけたことで

穴吹高校の良いところが上手く伝えられたと思っています。

これを機に、来年度の本校への入学を考えていただければ大変うれしく思います。

11月10日（月）、世界農業遺産の「にし阿波の傾斜地農耕システム」に認定されている渕名集落で、2年生35名がそば刈り体験をしました。そば刈りをとおして、傾斜地農耕を維持していくことの難しさや大切さを学びました。

３年次生を対象に、労働法出前講座を１１月１０日に実施しました。徳島県労働委員会より講師の先生方をお招きし、働く前に知っておきたいワークルールについてクイズ形式で教えていただきました。アルバイトをするときや、社会人になったときに知っておくべき法律やルールを学ぶことができました。

　11月6日(木)　全校生徒で学校周辺の清掃活動を行いました。

    爽やかな秋晴れのもと、いつもお世話になっている地域へ感謝をこめてゴミを拾いました。

１０月３１日に美馬市主催のジェロントロジーワークショップを本校図書館にて行いました。

ジェロントロジーとは、日本では「老齢学」「加齢学」と訳される、高齢化社会における人の生き方を考える学問です。美馬市では、市が開催する「ジェロントロジー総合講座」の受講を修了した市民の方々を「ジェロントロジー市民アンバサダー」として認定しています。

今回はそのアンバサダーの方々と本校生徒２０名が、人生１００年時代についてお互いの意見を交換しました。数々の経験をされてきた諸先輩方と人生観や幸せについて多くの考えを共有させていただき、非常に有意義な時間でした。

今後も、穴吹高校生にたくさんのアドバイスをいただけると嬉しいです。ありがとうございました。

穴吹高校は１１月１５日（土）をオープンスクールのため勤務日とし、

１１月１７日（月）を振替休日とします。

10月18日（土）、華の丘同窓会室にて保護者対象の進路講演会・進路説明会を開催しました。講師には、日本進路指導推進協議会長であり、「逆転の山口」として全国の進路指導関係者から知られる 山口和士 先生をお招きしました。

講演では、「限界は自分が勝手に作っているもの」という力強いメッセージとともに、固定観念を乗り越える勇気、挑戦し続ける心の大切さが語られました。特に、「人は人によってしか変われない」という先生の言葉が印象的で、保護者や教師として、子どもの可能性を信じ、否定することなく、良い関係を築いていくことの重要性を改めて実感する時間となりました。

参加した保護者の皆様からも、「今日のお話で、自分の反省もたくさんあり、これから自分も変わらないといけないと思いました。」「子どもの可能性を信じ、子供の挑戦を後押しする大人として頑張っていきたいと思います。」といった感想が寄せられました。

また先生は、 川端康成 や 三島由紀夫 の直筆の色紙を実際に見せながら、自らの人生を変えた「出会い」についても語られました。偉大な先人たちとの出会いが、自分の人生を大きく動かすきっかけとなったという体験談は、多くの保護者や教員の心に深く響きました。今回の講演会が、生徒と保護者が未来について深く考え、夢に向かって共に歩みを進めるきっかけとなれば幸いです。貴重なお話をしてくださった山口先生に、心より感謝申し上げます。