全校集会での校長訓話
2025年12月1日 17時00分 [HP管理者]今日、私は皆さんに「本気で生きて欲しい」という願いを込めてお話をします。
皆さんに、どうしても伝えたいことがある。
今、穴吹高校の生徒の皆さんには大きな可能性があります。でも、同時に、“自分で自分の未来を小さくしてしまっている”そんな姿も見えています。私は、それがたまらなく悔しく思います。
一つ目 ー 言い訳を捨てた瞬間、人生は走り出す ー
学校とは「学ぶ」ところです。教科の学び。友人や先生方との人間関係の学び、部活動などでの体育や文化の学び等などです。学び=勉強ともいいいます。
これまで、私との面談の中で、次のような言葉をよく聞きました。
「勉強しようとは思っていたんだけど」 「今日は気分がのらなくて」 「周りの雰囲気が悪くて・・・」
皆さん、胸に手を当てて聞いてください。それは本当に“理由”ですか?それとも、自分を守るための“妥協”、“言い訳”ですか?
面談を続けていく中で、ある生徒が覚悟決めて言いました。
「もう、言い訳で逃げる人生は嫌だ!!」
そこからその生徒は驚くほど伸びました。変わったのは、勉強のやり方ではなく、自分自身の心の温度です。
二つ目 ー 本気は、返事に出る。背中に出る。目に出る。 ー
注意されて黙る。 返事をしない。 目をそらす。
このような経験があると思います。どんなときにそのような行動をとりますか?
皆さん、それで自分を守れているつもりかもしれない。でも実際には、信頼を失い、自分で自分の未来を狭めているだけです。皆さんを、「信じて頼られる」ことをなくす。この人は駄目だなと思われてしまい、大切なことを任せてもらえない。自分で自分の成長のチャンスを失っている。
本気の人は返事が違う。 「はい。」 その一言の重さが違う。
ある部活動の生徒は、どれだけきつい練習でも、「はい!!」と返事をしていました。
その姿勢は、周りの空気まで変えました。
返事ひとつで、未来が動く。チャンスを手に入れ、成功のための手助けしてもらうことができる。これは大げさでも何でもない。
三つ目 ー “まあいいか”を積み重ねた人生は、必ず後悔する ー
「まあいいか」で宿題をサボる。 「まあいいか」で遅刻が増える。 「まあいいか」でルールがゆるむ。
それが3日続けば、それはもう「習慣」です。そして3年続けば、それは「生き方」になります。
実際に私の係わった生徒の中には、進路の最終面談で自分に腹が立ち、悔し涙を流した生徒がいました。膝の上で両手を握りしめ、うつむき、涙をポタポタ流しながら、言葉振り絞りながら言いました。
「努力をサボった自分は、最後の最後に自分でバレる」
みなさんには、そうなって欲しくありません。
最後に ここから本気のメッセージです。
私は、皆さんに厳しいいいます。でもそれは、怒りではない。期待です。信頼です。
穴吹高校の生徒には、
・素直な心があります。 ・強い根性があります。 ・仲間を思い温かさ温かさがあります。 ・立ち直る力があります。 ・やり直そうとする力があります。
だからこそ伝えたい。「こんなもんでいいわ」といった感じで
*「自分を安売りするな。」 *「本気の自分を見せろ」
今日この瞬間から変わることができます。返事ひとつで。挨拶ひとつで。小さな一歩で。
穴吹高校は、
その一歩を本気で応援する学校です。 やり直しを本気で応援する学校です。
だから私は皆さんに言います。
☆ 今日を、この時、この瞬間を 人生の転換点にしよう!!
☆ 未来をつかむのは “今の自分” だ!!
これで私の話を終わります。