徳島県立穴吹高等学校

 

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2018/06/22

「伝統の重みを考える」 (校長室便り)

Tweet ThisSend to Facebook | by:華の丘
 「東京オリンピック・パラリンピック2020」。
 56年ぶりに東京で「五輪」が開催されます。新国立競技場やリニアモーターカー建設等の最新技術の巨大プロジェクトが進行するなかで、アスリートにとって最高の舞台が整いつつあります。スポーツの魅力だけでなく、日本の技術や文化から、多くの感動を与える「五輪」となることへの期待感が高まります。この感動を実際に体感できる私たちは、幸運な世代と言えます。
 1964年の前回の東京「五輪」は、名だたるレガシーを生むとともに、多くの感動を世界の人々に残しました。その中に、レスリング競技グレコローマンスタイルに出場し、郷土を熱狂させた二人の卒業生の方の活躍がありました。
 フェザー級 第4位 桜間幸次さん(本校第7回卒業生)
 ライト級  第4位 藤田徳明さん(本校第10回卒業生)  
 相前後して、本校は9名のオリンピック選手を輩出しています。こうした伝統は、一人の体育教師とその魅力に魅せられた生徒との出会いが育みました。
 校門坂にある吉田廣一(ひろいち)先生の顕彰碑には、第2回アジア大会での日本選手団の旗手を務めたことの他、重量挙げや柔道等多彩な競技での数多くの業績が記されています。吉田先生は本校レスリング部の生みの親であり、桜間さんは「吉田先生は、私が技をかけると見事に倒れてくれた。面白いと同時に自信になった」と当時を振り返られています。また本校には、オリンピック記念資料室があります。知ってのとおり、圧巻の展示内容です。これだけ「五輪」と縁の深い学校は本県には他にありません。
 私は「東京オリンピック・パラリンピック2020」が、皆さんにもう一度穴吹高校の伝統の重みを考える機会を与えているように思います。
    今年度本校は95周年を迎えました。節目の百周年まであと5年。本校にとって今後5年間は次代のスタートに向けた5年間となると感じています。皆さんや先生方、卒業生の方の力で、次代の本校を創造していくことが大切です。
 もちろん、生徒の皆さんにとっての1日1日は成長の瞬間であり、過程です。校訓「日新」の示す「今を大切にしよう」そのものです。予測の困難な時代にあって、しっかりと未来を見据え、伝統を踏まえ「努力」「挑戦」「感謝」の精神で歩んでほしいと思います。            校長 前田 茂
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